開幕第2週が明日と明後日滋賀県で行われます。
高松ファイブアローズのことですよ
開幕戦は遠く仙台で,悲劇を見ているような点差で完敗。第2戦も点差は縮まったにせよ大きく引き離されて負けました。
球団の経営危機に翻弄されて開幕の準備は整っていなかったというところでしょう。
なんせ,bjリーグ始って以来...(といってもまだ5シーズンめが始ったところですが),初めて日本人のみ8人で試合に臨みました。これは快挙だと思いました。でもさすがに高い外国人選手の壁には届かなかったようです。今週も滋賀で日本人だけで戦います。応援に行きたいが,時間がとれず行けないのが残念。日本人だけというのは今後二度とないかもしれないのに...
今週はうれしいニュースが三つありました。
まずはホームコートの隅っこにこどもと私の名前が載るようです。500人の中の一人として
そして後の二つは外国人選手の契約がとれたこと。
Antoine BROXSIE選手。昨シーズンは埼玉でプレーしていたそうですが,アウェイの試合だったのであまり知りません。
今日のニュースで新しい選手契約。
マイケル・ガーデナー選手。2007-2008シーズンでは福岡で暴れまくり,魔の4月20日プレイオフを思い出します。2008-2009シーズンは浜松で暴れており,中村HCに「bjリーグよりももっと上のリーグで活躍できる選手」と言わしめたすばらしい能力を持った選手です。
日本人だけ,それも日本で最も一流というわけではない(すいません言いすぎてます)選手達だけでは世界の高い壁には太刀打でないだろう,開幕前からそう思っていました。
開幕2試合では準備の遅さも相まって,結果は燦々たるものでした。
でもあえて,このブログでは良い方に考える意見を載せたいと思います。
日本人選手だからもの足りなくて,アメリカ人ならokというのはbjをこよなく愛する私にとって賛成できる意見ではありません。
仙台には直接見に行くことはできませんでしたが,8人の選手のがんばっている姿は目に浮ぶような気がします。bjTVや選手のブログを見ているとそのがんばりに涙を流さずにはいられませんでした。試合をbjTVのテキストで見ながら頭の中で勝手に中島みゆきの「地上の星」が流れていました。
是非,プロジェクトXで取上げてほしいくらいです。
日曜日の2戦目は前日の課題を修正している前向きな選手の理性を感じました。たぶん「どうせ負けるんだから適当にやろう」なんてことは誰一人考えていないのでしょう。勝つためにはどうしたらいいか,自分ができる最大限の可能性へ果敢に走り続けているようです。
この姿を見て自分が壁に当ったとき,立ち止らず乗り越えるため,選手のように努力をしているかと振り返りました。本当に選手に教えられることの重さを(勝手に)感じます。
こどもと一緒に会場に応援に行って,いつも確認することがあります。「もし試合に負けてたら応援をやめるかい?」こどもは時々やめると言うことがあります。そのときは「負けているときこそブースター(ファン)の力が試されているんだよ。試合に負けたら,半分は選手やコーチ達の責任,もう半分はブースターだ。」といって応援の声を上げます。
社会人としての自分に置き換えてみると,自分や仲間がミスを起したとき,特にチームで取り組んでいる課題などの成果が上がらない場合,だめなリーダーは責任が誰なのかを探そうとします。もしミスを犯した人が特定できれば責任の所在が明らかになったから安心するのです。しかし,このリーダーの元では同様の課題に取組んでもまた同じような失敗を招いたり,新しいミスがでて,結果成果は上がらないことが多いのです。
具体的にいきましょう。5人のチームで課題に取り組んでいます。期間内に成果が上がらなかったため,構成員の一人が責任をとってチームから離脱しました。別の課題に残った4人のチームで望むが別の問題があり成果が上がらない。また構成員の一人が離脱します。チームには自分一人が残るか,メンバーを変えても成果が上がらないことのくり返しです。
では何がだめだったのか,どこを改善すれば成果を上げることができるのか
一人で考えて答が出るのならチームはいらないどころか邪魔になるかもしれません。チームの構成員が全員ステップアップできるようにタッグを組んで盛りあげなければいけません。新しい意見が出て,自分のものとは異なっているとき,その溝を埋める新しい仕組をチームで考える。たくさんの意見の中で矛盾があるものをきちんと解決していく。それらを繰り返すことで誰か一人の意見で進んでいくのではなくチームとして課題の克服へ突き進んでいく。リーダーが引っ張るのではなく,チームがもぎ取っていくラグビーのトライのように。
リーダーはラグビーで言うとモールやスクラムが間違った方向に進まないように修正する能力があればいい。リーダーを含めチームの構成員はたくさんの意見を出すことが求められる。変った意見が出るほどいい。発言が少ない人のモチベーションを上げるのもリーダーの大切な仕事ですね。
話を戻して開幕戦のバスケでは意見や発言は新しいフォーメーションやフェイントの案。たくさん出しあって,矛盾を解決し,HCの言うとおりに動くお人形さんグループではなく,チームとしてステップアップする有機的に歯車をくみ上げて,単純な歯車から複雑な動きができるからくり人形に作り上げほしいと思います。今のこのチームならできそうな気がするのです。
こどもも私も,負けた試合の後は悔しくて仕方ありません。悪かったところをたくさん思い出します。でも負けたときは次につなげる案をたくさん考えるポイントがたくさん出たことになるのでいいことです。勝った試合の後ではなかなかそういう気にはなりません。
プロスポーツでは負けてもいい試合なんてあり得ないのでしょうが,素人の私にとっては負けてくれないと自分のステップアップが遅くなるのです...
複雑ですが
こう考えると試合に負けてもストレスはたまりません。
負けた試合の後は「応援の仕方のどこを直せば選手はもっとモチベーションを上げられるだろうか」といろいろ考えるだけでおいしいビールの肴になります。
そしてホーム開幕戦は10/17,10/18
ここには新加入の二人も入るようです。
負けても,良し
しかし,あきらめてはだめ
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